昭和木工(見附市)が12日にオープンする「にいがたどまんな館」、木づかい建築コンペ2020「森の建築賞」を受賞
木製建具、家具を製造販売し今年創業70周年を迎える昭和木工有限会社(新潟県見附市)は、70周年を記念して今月12日にオープンするショールーム「にいがたどまんな館」がこの度、木づかい建築コンペ2020(主催 新潟県木材組合連合会)で、「森の建築賞」を受賞した。従来の材木の使い方と異なり、製材した帯ノコギリ跡が残っている材木や樹皮が、 そのままの材木を荒々しく使用した野性的な意匠が評価されたという。
ショールームは、無垢材にこだわり、構造材・天井には新潟産杉、壁には青森産クサマキ、館内のカウンターには福島産サワラ、建具材には長野産ヒノキ、そして壁面、建具化粧材には、魚沼産ブナフの樹皮を使用している。石膏ボード、ビニールクロスや床材、既製品サッシの使用はゼロという。
また既製の材料は何も使わず、自然素材である木材だけでデザインした。製材跡のノコギリ目や樹皮を残したまま使用することで、木の息遣いが聞こえてきそうという。
今後も同社では地域で育ったブナ材を有効活用し、地域の活性化に貢献したいとしている。
◎にいがたどまんな館
営業時間 10時から16時
休日 年末年始
展示作品 ぶな鉛筆、ぶな額、コスキ、テーブル、その他木工製品(※販売も行う)
見学 無料
予約 不要 (見学人数多勢の場合、工場見学も可能)
館主 宇之津昌則 (学芸員 マサ)
連絡先 昭和木工(新潟県見附市葛巻2−5—23、電話0258—62—4668)