株式会社雪国まいたけ(新潟県南魚沼市)が2023年3月期第1四半期決算(連結)を発表、原材料の値上げの影響などにより減収
株式会社雪国まいたけ(新潟県南魚沼市)は4日、2023年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
収益は82億100万円(前年同期比8.2%減)、営業利益は△1億6,300万円(前年同期は2億100万円)、税引前四半期利益は△2億5,800万円(前年同期は9,700万円)、四半期利益は△1億5,800万円(前年同期は5,300万円)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は△1億5,800万円(前年同期は5,200万円)となった。
雪国まいたけの事業を取り巻く環境は、原油価格の高騰などを背景に、食品の値上げ公表が相次ぎ、消費者の家計防衛意識は一層高まっており、厳しい状態が続いている。また、同社グループにおいても、ユーティリティ単価の高騰や原材料の値上げの影響などにより、各種コストの増加が収益を圧迫している。
セグメント別の売り上げは以下の通り。
まいたけ事業
まいたけの魅力をより広く消費者の人に知ってもらうため、他食品メーカーとの共同企画による食べ方提案やSNSを活用したレシピ紹介などを実施した。また、持ち帰り弁当や総菜などの中食産業への水煮品や油調品の販売量が増加した。これらにより、前年同期に比べ販売量は微増したが、他社増産の影響もあり、販売単価は低調に推移した。この結果、当第1四半期連結累計期間においては、まいたけ事業の売上収益は、34億900万円(前年同期比0.7%減)となった。
エリンギ事業
生産品質の向上により安定した供給を維持し、これまでのアイテム構成の見直しを図ったことにより、前年同期に比べ販売量は減少したが、販売単価は上回った。以上の結果、当第1四半期連結累計期間においては、エリンギ事業の売上収益は7億5,200万円(前年同期比3.3%減)となった。
ぶなしめじ事業
青果市況と市場の動向を注視しながら、需給バランスに応じて1株製品と2株製品といった量目が異なる製品を活用した柔軟な製品投入を実施したが、他社増産の影響もあり、販売単価、販売量いずれも前年同期に比べ低調に推移した。以上の結果、当第1四半期連結累計期間においては、ぶなしめじ事業の売上収益は、13億4,400万円(前年同期比4.2%減)となった。
その他の茸事業
マッシュルームは、一時的に生産が不安定になったことにより市場の旺盛な需要に応えることができなかったため、前年同期に比べ販売は低調に推移した。また、「その他」はたけしめじや本しめじについても販売はやや低調に推移した。以上の結果、当第1四半期連結累計期間においては、その他の茸事業の売上収益は、7億6,500万円(前年同期比10.2%減)となった。
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