西村康稔大臣が新潟県上越市を視察、「東京一極集中の是正を」
西村康稔経済財政政策担当大臣は6日、新潟県上越市を訪れ、上越市内の老舗料亭「宇喜世」で新潟県の花角英世知事と新型コロナウイルス感染症対策などについて意見交換を行った。
西村大臣は花角知事との会談後、上越市内の町家複合施設「兎に角(とにかく)」を訪れ、視察を行った。施設には、西村大臣のほか、衆院新潟6区選出の高鳥修一衆院議員、上越市の村山秀幸市長が訪問し、施設管理者である合同会社ニトデザイン&リビルドの打田亮介代表社員から、施設概要などの説明を受けた。
築140年の「宇喜世」と同じく築100年以上の「兎に角」を訪問したことを受けて、「観光施設のリノベーションの予算も経済対策補正予案の中に盛り込んでおり、昔からあるこのような施設のリノベーションしていくことに使える予算にしていきたい。また、テレワークやワーケーションの取り組みがコロナ禍を機に活発になっていく中で、経済対策の中でもより進めていく予算や制度を用意している。東京一極集中を是正するものすごくよい機会になってきている。地方に目が向いている今、地方創生の大きな第一歩となるような経済対策にしてきたい」と語った。
なお花角知事との会談については、「花角知事からは、新潟では大きなクラスターが警察署と高齢者施設と学校であったが、それ以外は感染防止策を徹底して取り組んでいると説明を受けた。クラスターが11月以降発生したので、クラスター対策として高齢者施設で検査を徹底してやっていくという話を(花角知事は)されていた」(西村大臣)と話した。