新潟信用金庫米山支店(新潟市中央区)が新築移転、窓口へのタブレット設置など新たな試みも導入
新潟信用金庫は7日、新潟市中央区の米山支店を新築移転した。新店舗は地熱を用いた融雪システムの他、県内信用金庫では初めて、窓口にタブレット端末を設置し伝票等のペーパーレス化を可能としたシステムを取り入れている。
新潟信用金庫旧米山支店は1973年11月15日開設。今年で47年目を迎え、旧支店テナントビルの老朽化に伴い移転となった。新店舗は旧店舗から約100メートル北の、「笹出線」と「けやき通り」を結ぶ「新潟鳥屋野線」に開設。越後線・上越新幹線高架下の道路が整備され、新潟駅北南の交通の便が改良された事により新潟駅北側の利用者からも利用しやすい立地となっている。
新店舗の大きな特徴は、環境へ配慮した設備と、窓口へのタブレット端末設置の2点。新店舗ではSDGsの考え方の元、太陽光発電パネルと地熱を用いた低環境負荷融雪システムを設置している。
窓口には「営業店窓口支援システム」と呼ばれるタブレット端末を設置しており、口座開設、現金の入出金、両替、振り込み、名義変更など多くの業務を伝票を用いず遂行可能となった。これにより利用者の手間を省くと同時に、業務のデジタル化・効率化を図っている。このシステムは新潟県内信用金庫で初の導入であり、新潟信用金庫事務部の小田正志次長は「信用金庫で11月から導入されているが、全国的に見てもまだ普及していないシステム。今後は米山支店での実績やノウハウを検証しながら、他支店でも導入を進めていく」と話す。
また新潟信用金庫は今後、2021年6月7日に西区の真砂支店と坂井支店を統合し、新潟西支店として新店舗を開設する予定である。