オンラインで佐渡金銀山の学習交流 12月7日【(株)佐渡テレビジョン】

佐渡金銀山を世界遺産に!子どもサミット2020」の様子です

羽茂小学校など県内にある5つの小学校校の児童が佐渡金銀山の魅力について語り合う「佐渡金銀山を世界遺産に!子どもサミット2020」が、きのう6日オンラインで開催されました。

これは、県内の児童たちに、世界遺産登録を目指す佐渡金銀山についての理解や、交流を深めてもらう目的で佐渡を世界遺産にする会などが2018年から主催しています。

今年は、島内から羽茂小学校が代表で参加したほか、新潟市や妙高市などからあわせて5校が参加しました。

また、これまでは、新潟市のメディアシップを会場に開催していましたが、3年目の今年は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ為、オンライン会議システム「Zoom」を使い、5校を繋ぎました。

オンライン会議システム「Zoom」を使い、5校を繋ぎました

はじめに各校が、佐渡金銀山に関する学習成果を発表しました。

それぞれ、修学旅行で佐渡金山を訪れた様子にふれながら、佐渡金銀山のすごいところを3つにまとめて紹介したり、自分の地域と佐渡とのつながりを調べた学習成果を発表したほか、佐渡が世界遺産になると良いこととして4つをあげ、「世界と仲良くできる」「新潟県が元気になる」など自由な視点で発表していました。

また、佐渡金銀山を世界遺産にするためにはPRが大切とし、金の延べ棒を佐渡から東京まで運ぶ「ゴールド駅伝大会」などイベントの開催や歴史をテーマにしたアニメで情報発信するなど独自の考えを力説している小学校もありました。

最後には、羽茂小学校も発表し、佐渡金山を模した固形タイプの入浴剤や金山をイメージしたお弁当など、佐渡金銀山をPRする商品開発案を手作りのイラストを使いながら分かりやすく説明しました。

各校が、佐渡金銀山に関する学習成果を発表しました

発表後の意見交換で、事務局よりお弁当やお菓子を作って佐渡金銀山をPRするためにはどうすればいいかと疑問が投げかけられると、児童たちから「有名な弁当屋やお菓子やとコラボレーションするのはどうか?」といった意見のほか、羽茂小学校から現在、駅弁を参考に船の上で食べる弁当「船弁」の企画書を作成中で、今後企業に持ち込む計画が説明され、
参加した児童のほか事務局の大人たちも、興味深く聞いていました。

サミット後半では、相川小学校の児童により神事芸能「やわらぎ」が披露された他、県全体で佐渡金銀山の魅力を磨き、守っていくことが宣言され、イベントが終了しました。

児童たちは、学習を通し世界に誇れる宝が、自分たちの身近にあることを知り、互いに交流しながら、その宝を守り、伝えていく大切さを学んでいる様でした。

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