「復旧に向けて全力を挙げる」新潟県の花角英世知事が水害にあった新潟県村上市などを視察

新潟県の花角英世知事(右)と新潟県村上市の高橋邦芳市長(左)

新潟県の花角英世知事は6日午前、3日からの大雨による被害を受けた新潟県村上市の小岩内などの地域を視察した。新潟県村上市の高橋邦芳市長らが現場の状況を説明した。高橋市長は5日の視察に続き、連日の現地入りとなった。

花角英知事はまず、村上市の坂町駅周辺を視察。その後、被害が大きかった小岩内の状況を視察した。小岩内地内の電気は6日朝に復旧したが、水道の復旧はまだめどが立っていないほか、現在飲み水は井戸水を使用している。また、髙橋市長によると、仮設住宅に関しては市営住宅のほか、高齢者に対してはフォローアップできる施設など個々に対応していく方針だ。

花角知事は「あまりの被害の大きさに言葉がでない。特に流木の量のダメージが本当におそろしいものがある。とにかく、復旧に向けて全力を挙げなければいけない。今日から県が道路の流木の撤去を始めている。安全な生活を一刻も早く取り戻せるようにしなければならない。村上市としっかり連携してやっていきたい」と述べた。

また、村上市で死亡者が出なかったことに関して、「これは不幸中の幸いだ。地域のみなさんの防災意識が高かったことと、リーダーのみなさんの声がけが功を奏したということだろう。昭和42年に大きな災害があって、災害への感度が高いということもあるのかもしれない」と話した。

小岩内の地元の区長は「水は必要なので、とにかく早くやってもらいたい。あとは、道路の確保だ。道路を確保しないと、大きな重機も入ってこれないし、住宅前の流木も撤去できない。また、仮設住宅を一刻も早く用意してもらいたい」と話した。最後に花角知事は関川村湯沢集落の状況も視察した。

小岩内の地元の区長と面会する花角英世知事(右)

反転する自動車

住宅前の流木の様子

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