新潟県三条市の株式会社諏訪田製作所へジャイアント馬場氏の愛車が展示開始
三条市は8日、株式会社J.T.Productionから同市の名誉市民、故・ジャイアント馬場氏の愛車を寄附されるにあたり贈呈式を開催した。式は、馬場氏の愛車が展示される株式会社諏訪田製作所で行われ、9日から一般公開される。
三条市の名誉市民、馬場氏はアメリカ武者修行時代にプロレスラー、ブルーノ・マルチノ氏から、馬場氏の体格に合う車としてキャデラックをプレゼントされ、以来同じ色、同じ型のキャデラックに搭乗していた。今回寄贈されたのは、馬場氏がハワイで使用していた最後の車両「エルドラド 1976」。昨年12月に三条市体育文化会館で開催された馬場氏の没後20周年記念店にて、馬場氏の肖像権および商標を管理しているJ.T.Productionの緒方公俊代表取締役から提案があり、今回の寄附に至った。
キャデラックは、「多くの人にご覧になってほしい」という緒方代表の意向で、オープンファクトリーにいち早く取り組み多くの観光客を得ている諏訪田製作所の新工場ロビーに展示される。一般公開は9日午前10時から。2023年以降は、改修予定の現・三条市立図書館の「名誉市民顕彰コーナー」へ移動し常設展示される予定である。
贈呈式には、三条市の滝沢亮市長、諏訪田製作所の小林知行代表取締役、三条ジャイアント馬場クラブの中條耕太郎会長と、リモートにより緒方代表が参加した。
滝沢市長は贈呈式の挨拶にて「ジャイアント馬場氏は日本のみならず世界を牽引してきたレスラーであることは皆さんご承知のことであると思う。その馬場氏の生活、レスラーとしての功績がわかるこのキャデラックが来ることは、三条市民として、そしてプロレスファンとして嬉しく思う。市民のみならず、世界中のファンがこの地に訪れ県央地域を知るきっかけができた」と話した。
緒方代表は「このキャデラックは2000年、馬場氏の没後にハワイから海を渡り、1周忌記念展に展示されたが、その後2018年に東急百貨店での展示で展示されたこと以外では人の目に触れる機会が無く、馬場氏の故郷であり名誉市民に選んでいただいた三条市にて展示できればと考えた。馬場氏は、ゴルフや観光、買い物など、ハワイでいつもこのキャデラックに乗っていたと聞いており、このキャデラックを通じて、プロレスラーとして以外にも、人間・馬場正平(ジャイアント馬場氏の本名)という部分も見ていただきたい」と語った。
【地図 諏訪田製作所】
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