原燃料価格高騰などで減益に、北越コーポレーション株式会社(東京都)が2023年3月期第1四半期決算(連結)を発表
登記上の本店が新潟県長岡市にある北越コーポレーション株式会社(東京都)は12日、2023年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
売上高658億4,300万円(前年同期比5.7%増)、営業利益36億5,800万円(前年同期比22.4%減)、経常利益59億2,700万円(前年同期比14.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益36億9,000万円(前年同期比50.8%減)だった。
主なセグメント別の業績は、以下の通り。
紙パルプ事業
主に前年度に実施した国内品の価格改定および、輸出品の価格上昇の影響で増収となったが、損益面は、原燃料価格の高騰などにより減益となった。この結果、紙パルプ事業の業績は、売上高605億2,200万円(前年同期比 6.5%増)、営業利益33億6,600万円(前年同四半期比22.6%減)となった。
パッケージング・紙加工事業
情報メディア分野の事業譲渡および、原材料価格の高騰などにより、減収減益となった。この結果、パッケージング・紙加工事業の業績は、売上高32億800万円(前年同期比9.9%減)、営業利益△5,900万円(前年同期は600万円の営業利益)となった。
その他
木材事業、建設業、運送・倉庫業、古紙卸業をはじめとするその他事業については、主に木材事業において外部受注が増加したことにより、増収増益となった。この結果、その他事業の業績は、売上高21億1,300万円(前年同四半期比12.8%増)、営業利益2億2,800万円(前年同四半期比6.5%増)となった。