國定勇人氏の総決起大会が開かれ、自由民主党の二階俊博幹事長が出席
次期衆院選に新潟4区から立候補を予定している自民党・國定勇人氏の「この地に尽くす! 國定勇人 総決起集会」が13日、新潟県三条市の燕三条地場産業振興センターで開かれ、自由民主党の二階俊博幹事長、林幹雄幹事長代理、志帥会(二階派)の山口壮事務局長が出席した。
國定氏は2006年に三条市長として当選、以来4期14年間、今年10月15日に衆院選立候補のため辞任するまで市長職を務めた。10月20日からは自民党新潟4区支部長に就任している。今回の総決起大会は、新潟市秋葉区文化会館と燕三条地場産業振興センターの2箇所で開催。
二階幹事長は挨拶にて「國定氏は三条市長を4期務めており、政策について我々から重ねて皆さんに話す必要は無いと思う。しかし、政治というものは1人でできるものではない。周りの皆さんが協力して初めて政治というものは前に進むことができる。我々は、國定氏がさらに大きく飛躍できるように支えていく」と話した。また、新潟県に関しても「私は花角英世新潟県知事とは特別深い仲(※花角知事は二階運輸大臣=当時の秘書官を務めたことがある)で、県政がうまくいっているかいつも見ている」と言及した。
会の最後には國定氏が壇上へ立ち決意表明をした。國定氏は「市長として4期14年、市の職員として3年、計17年三条市に関わってきたが、市外へ一歩出れば顔も知られていない。市長職を辞した10月15日から毎日欠かさず4区内の一軒一軒を訪問している」と自身の選挙運動を振り返った。
そして加茂、見附、田上など4区内の各市町村や旧市町村の名前と課題を挙げながら「これまでの政治は、それぞれの地域の問題をただ聞くだけだった。これからは、決断し、実行する政治家を4区から輩出しないといけない。私は市政において、常にそうした決断と実行を意識してきた。菊田真紀子氏は自分にとって高い壁だが、立憲民主党は直接実行ができる政権与党ではない」と自身の思いや菊田氏との差異を語った。
國定氏は大会後の記者会見にて「二階幹事長からは、今は選挙に勝つことが一番だから、一人でも多くの人へ挨拶をした方が良いとアドバイスをいただいた。自民党として出馬するにあたり、その組織力や、地域に自民党系の人脈の根が張られていることに助けられた。私も奇をてらうでなくそうした根を広げていき、4区を任された期待を裏切らないようにしていきたい」と話す。また、衆院解散の時期について記者から質問を受けた際は「二階幹事長からはそういった話は聞いていない。しかし、明日にも解散になるかもしれないという緊張感を持ちながら活動をつづけたい」と話した。