新潟市で新型コロナ感染症患者の死亡者1人と新たな感染者3人を確認
新潟市は15日、市内231例目から233例目となる新型コロナウイルス感染症患者が確認されたことと、新型コロナウイルスに感染した高齢者1人が12日に死亡が確認されたことを発表した。死亡者に関して新潟市は、プライバシー保護の観点から詳細の公開は行わない方向である。
231例目は中央区在住で新潟市教育委員会の事務局会計年度任用職員の40歳代女性。普段学校を訪問し業務を行う職員であり、9日に発熱の症状、12日に市内医療機関でPCR検査を行い、14日に陽性が確認された。またこれに伴い、感染拡大の可能性が高い時期に女性が訪問していた、新潟市立曽野木中学校を15日から17日まで休校することが発表された。休校期間中、教育委員会では保健所と協力し、濃厚接触者の調査や校内の消毒を行う。
232例目は秋葉区在住で自営業の50歳代男性。14日に37度台の熱があり、同日に発表された227例目患者の濃厚接触者として検査を実施、陽性が判明した。現在は微熱、鼻づまりの症状がある。不特定多数の人と接触する職業ではない。
233例目は南区在住で明訓高校学生の10歳代女性。7日に頭痛の症状、8日に38度台の発熱があり医療機関を受診。11日に同医療機関を再受診した際に新型コロナ相談外来への紹介があり、14日に検体を採取、15日に陽性が判明した。新潟市保健衛生部の野島晶子部長は「(これまで明訓高校への聞き取り調査の中で)感染された一部の方から、嫌味や非難する内容の電話がかかってきたとという話を聞いている。新型コロナウイルス感染症は誰にでも感染する可能性があり、感染した方の行動に誤りがあるわけではない。中高生という多感な時期にそうしたいじめなどに通じることが無いように、大人には行動を示していただきたい」と話した。
3人とも渡航歴は無し。行動歴や接触者・濃厚接触者は現在調査中である。
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