株式会社東京商工リサーチが優良企業を掲載した情報誌を新潟県内の大学などで学生へ向け配布
株式会社東京商工リサーチは1日より、同社が選んだ優良企業を掲載した情報誌「ALevel」を、全国の大学などで主に就活を考える学生向けに配布開始した。関東版では183社が優良企業に選出され、新潟県からは6社が掲載された。
「ALevel」は1991年に創刊し、企業側からの依頼ではなく東京商工リサーチ独自の企業分析により選出した優良企業を掲載する情報誌。評価の基準は、経営者の能力20点、企業の成長性25点、安定性45点、公開性・総合世評10点の4つのポイント計100点であり、「ALevel」には55点以上を獲得した全国上位8パーセントの企業のみをピックアップしている。また掲載企業の経営者へのインタビュー記事や、就職に関するコラム、増益増収となった企業のランキングなど、就活を考える学生がヒントにできる記事も掲載している。
2022年関東版には183社が掲載され、新潟県からは株式会社いつ和、ヴィームスタジアム株式会社、株式会社エスエフシー新潟、オーエムネットワーク株式会社、パール金属株式会社、株式会社ジェーミックスの6社を掲載。同誌は定価では499円で販売されているものの、新潟県内のすべての大学、専門学校、進学校以外の高校で就職を考える学生とその両親へ向けて無料で配布している。特に今年は新型コロナウイルスの影響により就職活動が困難になっていることから、就活生の企業研究の一助となる同誌のプロモーションに力を入れているという。
東京商工リサーチ新潟支店の鵜澤一平支店長は「現在は新型コロナウイルスの影響により大学生の就職率が60パーセント代となっている。また終身雇用の制度も崩壊し、転職をしなければいけない人も多い。今回の掲載では、会社の組織としての安定性や、功利福祉といった働く上でのケアにも注目しており、こうしたポイントも含めて、現在コロナ禍の影響を受ける就活生に企業を紹介できたらと思う」と話した。