新潟県北部の豪雨災害を受け、有限会社神田板金(新潟県三条市)が「銅板折鶴」の販売による被災者支援活動を開始
外装工事などを行う有限会社神田板金(新潟県三条市)は18日、3日に発生した新潟県北部の豪雨災害を受け、「銅板折鶴ミニサイズ」の販売を開始し、売上金の全額を義援金として寄付する取り組みを始めた。
神田板金の神田晃代表取締役は、青年会議所や中小企業同友会に所属して行っていた活動を通じた知り合いが村上市や関川村におり、その人たちが被災したことから、「何かできることはないか」と考え、銅板折鶴を販売して売上金全額と義援金として被災地に寄付することを考案した。
銅板折鶴ミニサイズは、幅約7センチメートル、高さは約3センチ。1個税込3,000円で販売する。料金には送料を含むが、振り込み手数料は購入者の負担となる。申し込み期限は31日までで、振り込み期限は9月15日まで。注文した銅板折鶴ミニサイズは、9月中に届ける予定という。
銅板折鶴ミニサイズ購入は、神田代表のツイッターかフェイスブックからの連絡、もしくはメール(info-ak@kanda-bankin.com)にて受け付けている。
神田代表が18日にSNSで案内してからおよそ1日で、19件の購入の申し込みがあった。新潟県外からの申込みも複数あり、「関川村に知り合いがいるので支援したい」という声が届いたという。
神田代表は、「現地になかなか行けないが何か出来ることはないかと思い行っているが、同じように思っている方々は、結構いるのではないかと思う。義援金で支援することが一番被災者の方にとっては良いことだろうと思う」と語った。
続けて神田代表は、「ふるさと納税や義援金のサイトも立ち上がっているが、そういうのも勇気が必要だったりする。銅板折鶴を買うということで支援ができる仕組みを作ったので、ぜひ気軽に思いを寄せてもらえたらと思う」と話した。
(文・撮影 中林憲司)
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