「白馬バレーで交流人口の拡大を」大糸線活性化協議会が65周年記念のヘッドマークシールの除幕式などを実施

昭和32年に全線開通したJR大糸線が今年で65周年を迎えることを記念し、大糸線活性化協議会は20日、ヘッドマークシールの除幕式とその設置列車の出発式を行った。

ヘッドマークシールの掲出期間は20日から令和5年3月下旬までで、対象列車はJR大糸線糸魚川駅から南小谷(おたり)駅までのキハ120形3両。

この日はまず、糸魚川駅の糸魚川ジオステーションジオパルで、ヘツドマークのお披露目が行われた。

西日本旅客鉄道株式会社の漆原健金沢支社長は「お盆の大糸線の利用はコロナ前と比べて64%となり、昨年比では倍増となったので、今後は期待をしている。コロナウイルス感染症は、都市部ではピークアウトしている。これからこの地域の魅力がたくさんある秋のシーズンが始まるので、大糸線活性化協議会と連携して、関西や首都圏の観光誘客に取り組みたい」と挨拶した。

また、大糸線活性化協議会会長の米田徹糸魚川市長は「大糸線には日本だけでなく、世界的に有名な白馬バレーがあり、首都圏などからの交流人口の拡大を目指す。北陸新幹線やえちごトキめき鉄道、自治体のみなさんと連携し、しっかりと取り組みたい」と話した。

続いて、糸魚川駅4番ホームで、ヘッドマークシール設置列車の出発式が行われた。13時23分になると、西日本旅客鉄道金と沢支社の柴田一博北陸広域鉄道部大糸線担当部長と米田市長が出発の合図をし、長野県の南小谷へ列車が走りだした。

雨が降る中、鉄道ファンや子供たちがヘッドマークシールを背景に記念写真を撮ったりしていた。

ヘッドマークシール(中央)と、大糸線活性化協議会会長の米田徹糸魚川市長(左)、西日本旅客鉄道株式会社の漆原健金沢支社長(右)

糸魚川市の米田徹市長(右)らの合図とともに出発した大糸線の列車

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