新潟産業大学付属高等学校の通信制課程の設置を巡り、「令和4年度第2回新潟県私立学校審議会」が開催
新潟県私立学校審議会委員会は22日、新潟県自治会館(新潟市中央区)で「令和4年度第2回新潟県私立学校審議会」を開催した。この審議会は、新潟産業大学付属高等学校の通信制課程の設置に関する審議会。開設時期は令和5年4月1日の設置を目指している。
新潟産業大学通信教育課程との連動のもとでの通信教育による高大一貫型教育や、通信制課程と全日制課程を併置し過程間の転籍が可能になることは、県内初の試みである。こうした取り組みは、情報化やグローバル化、人々の価値観の多様化などが進み、不登校や特別支援が必要な生徒、外国籍の生徒が増加するなどの社会変化に伴う、生徒1人1人の個性に応じた学びの環境作りが求められていることに対応したものといえる。県内初の高等学校広域通信課程の設置だ。地元の自治体や中学校長会からの理解も得られており、設置が要望されているという。現在、新潟県の考え方としては、認可適当としている。
新潟産業大学付属高等学校通信制課程設置について柏崎市の櫻井雅浩市長は、新潟産業大学などを運営する学校法人柏専(はくせん)学院に対する回答書の中で、「新潟産業大学付属高等学校は、柏崎地域における後期中等教育機関として、大きな役割を担っていただいており、設置を計画している通信制課程については、多様化するこれからの学びにおける1つの選択肢であると認識しております」と答えている。