糸魚川市の米田徹市長が定例記者懇談会で補正予算などを発表
糸魚川市の米田徹市長は24日、定例記者懇談会を開き、9月市議会定例会に提出する一般会計補正予算などについて発表した。
次世代モビリティ等実証事業は155万円を計上。新潟県およびタクシー事業者と連携して、利用時間帯やエリアを限定した一括定額運賃タクシーの実証実験を行う。新しい交通サービスとして、タクシー定額乗り放題の可能性を検証。この検証は現時点では、佐渡市と糸魚川市の2市のみ。市の担当者は「どういったニーズがあるか試したい」と話した。
具体的には、利用者の上限を20人に設定して開始する。定期券の販売価格を月額1万2千円、高齢者や障害者は月額1万円とし、平日の9時から15時までの間、市街地エリアを乗り放題とするもので、実証実験の期間は10月1日から来年2月28日まで行う予定。
また、低所得世帯緊急生活支援事業(4,850万円)および子育て世帯緊急生活支援事業(5,180万円)では、コロナ禍が長期化する中で食費等の物価高騰における経済的負担の軽減を図るため、令和4年度住民税非課税世帯に対し、1世帯当たり1万円分の糸魚川市内共通商品券を支給する。また、子育て世帯に対し、子ども1人当たり1万円分の糸魚川市内共通商品券を支給する。
さらに、新型コロナウイルスワクチン接種事業(1億6,810万円)では、国からオミクロン株に対応したワクチンの接種が10月半ば以降に実施する方針が示されたため、接種体制を整えるための追加となる。
一方、プレミアム付き商品券発行事業(4,600万円)では、コロナ禍における地域経済の活性化と生活者支援として、プレミアム付き商品券を発行する。今回の商品券はプレミアム率10パーセント、1冊1万1千分を1万円で販売、4万冊を発行する。