東京商工リサーチ新潟支店が2021年決算・新潟県経常利益ランキング を発表、(株)コメリが2年連続でトップ
株式会社東京商工リサーチ新潟支店は26日、2021年1月期から2021年12月期までを決算とする新潟県の経常利益ランキングを発表した。
ランキングのトップは、ホームセンターの「株式会社コメリ」(新潟市南区)で、ホームセンター業界では全国トップクラスに位置づけられる。対象年においてはコロナ禍における巣篭り需要の取り込みに加え、プライベートブランドの浸透など収益力を高める努力と効率化を推進し続けていることで安定した収益基盤を構築し、前年に続きトップ
となった。
2位は「ホームセンタームサシ」を経営し、DIY商品の品揃えに定評がある「アークランドサカモト株式会社」(新潟県三条市)で、新店オープンのほか、巣篭り需要の取り込みもあって、大幅な増収増益となり、前年5位から2位にランクアップした。
3位は新潟県を代表する総合建設業の「株式会社福田組」(新潟市中央区)で、コロナ禍で受注は伸び悩んだものの、採算性の高い工事が多かったことで利益率が向上し、経常利益も前年比で増益となった結果、前年4位から3位となった。
4位はプライム市場上場の米菓メーカーの「亀田製菓株式会社」(新潟市江南区)で、巣篭り需要の取り込みで、スーパーマーケット、ドラッグストア向けの販売が好調だったことなどにより、売上高・経常利益ともに伸ばし、前年8位から4位に上昇した。
5位は食品スーパーを展開する「(株)原信」(長岡市)で、コロナ禍における生活様式の変化に伴い内食・中食需要が高まったほか、客単価の上昇や買上点数の増加などもあって、業績を伸ばした結果、前年6位から5位にランクアップした。
なお、経常利益100億円以上は「(株)コメリ」の1社(前年2社)のみで、50億円以上では8社(前年5社)、10億円以上では53社(前年45社)であった。