「南区の食材で健康な体を」新潟市南区でゲストに川合俊一さんを招き、地産地消をテーマに食の大切さを語る
「南区地産地消を進める会」は26日、新潟市南区にある「白根学習館ラスペックホール」で「南区の食材の魅力を知り、地産地消を考える講演会」を開催した。ゲストとして、新潟県糸魚川市出身で元バレーボール日本代表のタレントとしても活躍する、川合俊一さん(公益財団法人日本バレーボール協会会長)と、進行役としてフリーアナウンサーの内山知子さんも登壇した。
「南区地産地消を進める会」は、南区の農産物良さの体感と健康な体作りの維持増進を図りたいとの観点から、南区の農家・新潟市食生活改善推進委員協議会が立ち上げた会に新潟県立白根高等学校が協力して立ち上げられた組織だ。
講演会は「南区の食材で健康な体を」と題し、「地産地消」をテーマに南区の食材を使った料理を新潟県立白根高等学校の生徒が事前に調理した映像を流し、料理の監修を務めた、新潟市食生活改善推進委員協議会南支部の田村順子代表が料理の解説を行った。ほかにも、南区でフルーツや野菜などの生産者も登壇し、南区で採れた農産物の良さも解説した。
講演会には白根高等学校の生徒も参加して、ゲストの川合さんと意見交換や食についての質問をした。川合さんのエピソードで「毎朝、牛乳を1リットル飲んでいた」という発言を聞き、白根高校の生徒は思わず唸るような歓声を上げていた。
川合さんは男子バレーボールでロサンゼルスオリンピックなどに出場した経験から、世界の食事事情についても語り、スポーツ選手と食の密接な関係性や世界から見た日本の食の素晴らしさについて話した。また、実家が糸魚川市でとんかつ屋を営んでいた経歴から、実家での食に関するエピソードを語り、会場を沸かせていた。
講演会の最後に川合さんは「地元の食材というのはものすごく大事で、それはそこに住んでいる時はわからないが、外に出てみると実家のご飯は美味しかったなと思う。是非、自分の地域の食材をしっかり勉強して、それを食べてもらいたいと思う」と講演会を振り返った。