「スマホアプリ開発にもチャレンジしたい」株式会社エクスライズ(東京都)の牧野典彰代表取締役らが新潟県の佐久間豊副知事を表敬訪問
今年7月に新潟市に支社を開設した株式会社エクスライズ(東京都)の牧野典彰(ふみあき)代表取締役らが26日、新潟県庁を訪れ、新潟県の佐久間豊副知事、新潟市の朝妻博副市長を表敬訪問した。
エクスライズは、創業20年の大手製造業などの設備管理システムの構築、運用、保守などを行う企業。霜村謙鷹(あきたか)新潟支社長の妻が新潟市秋葉区出身という縁で、数年前から新潟市でリモートワークをしていたところ、食べ物などの新潟市に魅力を感じ、新潟市内に住宅を購入して定住を決意。これに伴い、新潟支社を開設することになった。
霜村支社長は佐久間副知事らとの懇談の中で、「新潟市は食べ物が美味しいし、東京よりも生活の質が良くなった。東京では収入は多いが、家賃なども高く、使えるお金は少ない」などと話していた。
佐久間副知事は「コロナ禍で地方分散の流れが加速した。平成28年からIT企業を中心に県内に46社が進出して、実績として1,000人近くの雇用が生み出された。それが口コミで企業に広がっている」と話した。
新潟支社は新潟市古町エリアにあるが、佐久間副知事は「古町は珍しい」と話すと、霜村支社長は「理由は3つある。1つ目万代エリアよりも家賃が安いこと。2つ目はにいがた2キロプロジェクトで、今後盛り上がりが期待できること。3つ目は私が古町を好きなこと」と語った。佐久間副知事は「東京に出ている人のUターンも取り込めるのではないか」と話していた。
表敬訪問後にぶらさがり取材に応じた牧野代表取締役は、「新潟支社は1年に1人ずつ社員を増やす計画だが、前倒しで毎年2、3人を採用できたらと考えている。東京はエンジニア不足で仕事が多い状態のため、東京の仕事をリモートで新潟市にて行う」と話した。
また、霜村支社長は「新潟で新たな挑戦をしたい。従来のBtoB からBtoCへ移行し、例えばスマホアプリの開発にもチャレンジしたい。加えて、弊社はIT関係の教育事業も展開しており、新卒者の新人研修も行っていきたい」と話した。
(文・撮影 梅川康輝)