新潟市内で、ひとり親家庭100組への食糧支援イベントが開催

会場の様子

NPO法人フードバンクにいがたと一般財団法人新潟市母子福祉連合会は、19日、新潟市総合福祉会館で、ひとり親家庭100組へのお正月応援団企画を開催した。

同団体がひとり親家庭支援として行っている活動の一環で、今年3月に第1回目を開催し、今回が9回目となる。

今回は「子どもたちが一番楽しみにしているクリスマスやお正月を、少しでも楽しく過ごして欲しい」という思いで企画され、これに賛同した約15の企業・団体からフードバンクに支援があった。その支援物資量はおよそ2.5トン。前回の支援物資量約1トンを2.5倍も上回る支援となった。

「喜楽会」会長 佐藤袁也氏(左)、『フードバンクにいがた』新潟センター長 斎藤信夫氏(右)

開会式であいさつに立った新潟市母子福祉連合会の中川一也事務局長は、「ボランティアの皆様や、支援して下さる多くの方々のおかげで、今回で9回目のとなる援活動を行うことができました。支援者に関しても延べ1,000人にものぼりまして大変感謝いたします。来年も事業継続ができるよう務めます。皆様本当にありがとうございます」と話した。

また、このイベントに現金10万円と米100キロ、餅100パックを支援した、70歳以上の経営者からなる喜楽会会長の佐藤袁也氏は、「皆さんのボランティア精神をなんとか今後にも繋げていって欲しいです。今回の支援を機に我々も、もっと社会の皆さんにとって良い事を、届けていきたいと考えています」と話した。

会場の様子

今回の開催について全面的に監修した、フードバンクにいがたの真木英明氏は、「コロナ禍によって様々なところで、苦しい思いをしている人がいると思います。しかしこうした中でも、みんなが助け合って支援し合えるところが新潟の良いところです。みんなで一体となり助け合えば、こうした厳しい状況も乗り越えられると思います」と語った。

会場には子ども連れの家庭も多く、会場に来た子ども達が、サンタ姿のスタッフ達と話したり、お菓子を貰うなどして、はしゃいで喜んだりしている様子が見られた。

また、実際に会場にいた人に話を聞くと、「こうした支援は本当に助かります。実際に買い物に行ない日が続いたりしていたので、とてもありがたいです」と話していた。

会場の様子

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓