妙高市長選に関する進退は9月議会で表明へ、新潟県妙高市の入村明市長が定例記者会見
新潟県妙高市の入村明市長は29日、定例記者会見を開き、9月議会に提出する一般会計補正予算などを発表した。
一般会計補正予算額は2億5,084万1,000円で、新型コロナウイルス感染症対応に2,200万円、その他に2億2,884万1,000円を計上した。
新型コロナウイルス感染症対策には、観光誘客キャンペーンとして、妙市市内の宿の宿泊者に妙高市内で使用できる地域クーポン券2,000円分を1万人に配布する。実施期間は10月1日から11月30日まで。
その他では、妙高高原赤倉シャンツェ管理運営事業(4,825万2,000円)、文化財展示施設等管理運営事業(1,190万円)、企業立地促進事業(555万円)、地域医療体制確保事業(456万8,000円)などを計上している。
妙高高原赤倉シャンツェ管理運営事業は、ジャンプ台のノーマルヒルやミディアムヒルの修繕を行うほか、文化財展示施設等管理運営事業は、故障した関川関所の歴史館の空調設備の入れ替え費用を補正する。
また、企業立地促進事業は、市内の空き店舗などを利用して開業する飲食店などの事業者が増えたことから、補助金を補正するほか、地域医療体制確保事業は、コロナ禍により受診者が減少した上越休日・夜間診療所の令和3年度の歳入減を補填する。
一方、10月30日投開票の妙高市長選に関して、入村市長は進退を明らかにしていなかったが、この日の会見上で入村市長は「9月議会の最終日で正式に発表する」と述べた。妙高市長選への動向が注目される。
また、今年8月に妙高市長選をめぐって近藤貞夫元県議会議員が投票依頼に関する公職選挙法違反の疑いで入村市長を告発した件では、入村市長は「現在選管の調べに答えている。私が話す立場にはないので控える」と明言を避けた。
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