上信越自動車道、4車線化工事の一部区間(15・9km)が来月に運用開始

平成31年度には全線4車線化

天神堂トンネル工事現場の様子(2016年4月)

NEXCO東日本新潟支社(新潟市)は27日、上信越自動車道・信濃町IC~上越JCT間(37・5km)で進めている4車線化工事の一部区間(15・9km)が、12月7日午後3時頃に運用開始になる、と発表した。これまでの4車線区間と、今回の運用開始区間を合わせると、37・5kmの約8割(28.7㎞)が4車線となる。残る約2割(8・8km)については平成31年度(2019年度)内に完成し、これをもって上信越自動車道は全線4車線化となる。

4車線化となるのは、

・信濃町IC~妙高高原IC間 (5・1kmのうち3・2km)

・妙高高原IC~中郷IC間 (12・0kmのうち9・5km)

・中郷IC~新井PA・SIC間 (7・4kmのうち3・0km)

・新井PA・SIC~上越高田IC間 (7・1km)

・上越高田IC~上越JCT間 (5・9km)

新井PA・スマートICから上越JCT間(13・0km)は全て4車線となる。

一方、プレスリリースによると、平成12年の上信越自動車道全線開通以降、暫定2車線区間の簡易中央分離帯(ラバーポールなど)を突破し、反対車線に飛び出す事故が70 件発生し、うち死亡事故が13 件発生したという(平成 30 年9月末現在)。だが4車線化により中央分離帯に防護柵が設置されるため、このような重大な交通事故が減少することが期待される。また、交通渋滞の緩和、走行不能車両による通行止め回数の減少、緊急車両のスムーズな通行なども期待できる。

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