「公的に認めて頂けたことに喜びを感じる」新潟県三条市でパートナーシップ制度の第1号カップルが宣誓し、証明書を受領

交付後、記念撮影をする2人 羽賀風真さん(左)、長谷川玲奈さん(右)

新潟県三条市は1日、性的マイノリティー、「LGBTQ」などの同性カップルの関係を公的に認める「パートナーシップ制度」の第1号となるカップルの宣誓者に対し証明書を交付した。

三条市内在住のカップルが、制度開始後の第1号としてパートナーシップの宣誓をすることを受けて、三条市が、三条市内で作られている大谷地和紙の記念台紙を添えた証明書を交付した。

宣誓をしたのは、三条市在住の羽賀風真さんと長谷川玲奈さんのカップル。2人は1日の9時ころに三条市役所の窓口で宣誓を行い、市役所の職員から証明書を受け取った。

証明書を受け取ったカップルに話を聞くと、2021年の1月から同棲をしており、交際を始めて1年が経過した2021年の11月に事実婚関係になったという。2人は来年の3月に結婚式を挙げる予定だという。

パートナーシップ宣誓書を受け取ったときの気持ちを聞くと、羽賀風真さんは「みんなが婚姻届を出す時の感じって、ああいう感じなのかなと思った。なんか新鮮な気持ちだった」と話した。長谷川玲奈さんは「まだ実感がないけど、でもやっぱり公的に認めて頂けたことに、改めてすごく喜びを感じる」と語った。

パートナーシップ制度については、羽賀風真さんは「まず、制定されたということに対して、市役所の人たちと署名に協力頂いた皆様にとても感謝している。僕らが第1号だけど、この先、第2号、第3号という風に続いてほしい。市民、住民の人だけではなく、パートナーシップ制度をするために三条市に人が来てくれたら嬉しい」と語った。

長谷川玲奈さんはパートナーシップ制度について「三条市にパートナーシップ制度ができたことは第1歩だと思うけれど、やっぱり市町村ごとではなくて、次は県単位、その次は国単位でこういった制度ができるように引き続き活動していきたい」と話した。

窓口で職員から説明を受ける2人

交付後、取材に応じる2人

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