NSGグループの開志専門職大学が長期企業内実習の報告会を実施
NSGグループの学校法人新潟総合学院は23日、2020年4月に開学した新潟市中央区紫竹に所在を置く総合専門職大学「開志専門職大学」事業創造学部で今年度の企業内実習について学生が振り返り、得られた学びやチームの課題について学生自らプレゼンテーションを行う「企業内実習Ⅰ実習報告会」を実施した。
開志専門職大学は、在学中600時間以上(約5カ月)の長期企業内学習を行う、日本唯一の超・実践型総合専門職大学。この報告会は最も印象に残った実習の理由や感想、検討した課題などをチームで共有することで、学修成果の定着を図るとともに、プレゼンテーションを通して“伝える技術”の習得を目的とした、開志専門職大学ならではの実践学習プログラムだ。
当日は学長である北畑隆生氏をはじめ、教授陣およびゲストオブザーバーがギャラリーとして参加。講評をもって学生へフィードバックを行った。学長の北畑隆生氏は、「コロナ禍で例年よりも様々な課題があったにもかかわらず、この趣旨にご賛同・ご協力をいただいた企業の皆様に心より感謝を申し上げたい。色々と難しい面もあったと思うが、この報告会をいいものにしたい」と開会のあいさつを述べた。
報告会では、経営やマーケティングを学び、未来の起業家を育成する事業創造学部で今年度の実習過程を終えた学生たちが、実習の成果や課題について学生が企業ごとのチームに分かれ、プレゼンテーション形式で1チーム5分で実習の成果を発表。
また、プレゼンテーションの内容をもとにポスターを作成し、ポスターセッションも行った。ポスターセッションは本来はポスターの横に立って対面でやり取りをするものだが、コロナ禍ということもあり1チーム2分ほどでポスターを使い説明を行う形で全12チームの発表が行われた。
新潟市北区でフルーツトマトの栽培をする株式会社ベジ・アビオで実習を行ったチームは、キャッチコピーの大切さについて発表した。発表した学生は「短いキャッチコピーの中に特徴を入れる難しさを感じた。今後商品開発や新規事業を始める際にこういった掴みは大切なのではないか」と感想を述べた。
新潟市中央区で人材サービス業界を展開する株式会社ヒューマンブレインで実習を行ったチームは、ホスピタリティについて発表した。発表した学生は「派遣の仕組みについて学びながら、これから社会に出て役に立つ名刺交換やホスピタリティについて学ぶことができ、とても為になった」と感想を述べた。
全チームの発表を終え、学長である北畑隆生氏は「今日の話を聞いて、思考力・判断力・想像力・表現力のある学生が来てくれているんだなと安心した。全チームが素晴らしい発表をしていた。これからも自分の能力を磨いていってもらいたい」と感想を述べた。