飲食店経営の株式会社慶兆(新潟県上越市)が事業を停止し、事後処理を弁護士に一任
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、株式会社慶兆(新潟県上越市、登記上:新潟県妙高市、設立2017年、資本金60万円、関口義宏社長)は8月31日までに事業を停止し、事後処理を森直樹弁護士(森直樹法律事務所、新潟県上越市)に一任した。今後は破産による整理を予定している。負債総額は債権者40名に対し、約5,000万円が見込まれる。
慶兆は飲食店の経営を手掛け、「お蕎麦慶」や「ロケット食堂」、「肉麺家大翔」などを経営し、2019年5月期は約8,000万円の売上高を計上していた模様。しかし、他社との競争激化や個人消費の低迷などで、その後の売上高は減少傾向を余儀なくされていた。
また、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などで集客が落ち込み、昨今の原材料高の影響も加わり、厳しい経営環境を強いられていたもので、他社への事業譲渡なども検討したが、有効な再建策を見出すことができず、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは52件目となる。
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