新潟駅万代広場(新潟市中央区)で「令和4年度自殺防止街頭キャンペーン」が実施、新潟市の中原市長も参加
新潟市は2日、新潟駅バスターミナル脇(新潟市中央区)で「令和4年度自殺防止街頭キャンペーン」を実施した。9月の新潟市自殺対策推進月間において、集中的に啓発事業をこころの健康センターは実施しており、その一環。街頭キャンペーンには新潟市の中原八一市長も参加し、道行く人たちにパンフレットを配布した。
令和3年の厚生労働省の、地域における自殺の基礎資料によると、新潟市における自殺者の数は136人。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、経済や生活など多種多様な悩みを抱え、精神的に追い込まれ自ら命を絶つ人が増えることも懸念されている。
街頭キャンペーンに参加した中原市長は「令和2年、3年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、この街頭キャンペーンも中止をしてきたが、令和4年度は自殺者の数が少し増えた。そうしたことから、改めて自殺防止の相談窓口を広く市民の皆様に周知をしたいと考え、街頭キャンペーンを実施させていただいた」と話した。
つづけて、中原市長は新潟市民に向けて「(新潟市では)1人で悩んで抱えることのないように、24時間365日の電話相談体制を整えている。3種類の電話相談を組み合わせて、切れ目ない電話相談の体制を作っている。新潟市として、しっかり支援していきたい」と呼びかけた。
【電話相談先】
新潟市こころの健康センター 025ー232ー5560 (月曜日から金曜日 8時30から17時 祝日・年末年始除く)
新潟市こころといのちのホットライン 025ー248ー1010 (月曜日から金曜日 17時から22時 土・日・年末年始 10時から16時)
新潟県こころの相談ダイヤル 0570ー783ー025 (毎日 24時間)
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