新潟県三条市の高齢者施設で新たに新型コロナ患者7人の感染、長岡市と阿賀野市でも新たに2人確認
新潟県は24日15時30分、三条市、長岡市、阿賀野市で県内461例目、464例目から468例目、473例目から475例目となる新型コロナウイルス感染症患者計9人が確認されたと発表した。このうち、23日に確認された三条市の高齢者福祉施設の感染患者の濃厚接触者は7人。9人はいずれも症状は軽症であるという。
461例目は阿賀野市在住で無職の40歳代女性。19日に咳、痰、頭痛、倦怠感などの症状が発生し、22日に頭痛悪化のため医療機関を受診し検体を採取。23日にPCR検査の結果、陽性が判明した。現在は頭痛、痰、咳の症状がある。現状では感染経路は不明で、濃厚接触者は調査中。
465例目は長岡市在住で学生の10歳代男性。22日に発熱の症状があり、23日に医療機関を受診した結果陽性が判明した。現在は発熱と咳の症状がある。現状では感染経路は不明で、濃厚接触者は調査中。
464例目、467例目、468例目はいずれも三条市の「特別養護老人ホームさかえの里」入所者で、80歳代から90歳代以上の女性。23日に発表された同施設の感染患者の濃厚接触者としてPCR検査を受け、24日に陽性が判明した。全員が現在発熱の症状があるが、いずれも軽症だという。
残り4人はいずれも同施設の職員で、466例目は20歳代女性、473例目は50歳代女性、474例目は20歳代男性、475例目は40歳代男性。入所者と同じく23日に濃厚接触者として検査を受け、24日に陽性が判明した。
同施設では、現在190人の検査が終了し、残り10人は検体の性質から再検査待ちの状態である。新潟県健康対策課の富山順子参事は記者からの質問を受け、「現在同施設では12人の感染者が確認されているが、クラスター認定は専門家の意見を踏まえて検証を進める」と話す。また同時に、「施設では現在、三条保健所の指導のもと対策を進めている。施設へ対する誹謗・中傷が無いようにお願いしたい」と注意を促した。
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