印刷業の株式会社天野印刷(新潟県新発田市)が破産申請へ、県内55件目の新型コロナウイルス関連倒産
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、印刷業の株式会社天野印刷(新潟県新発田市、設立1966年2月、資本金2800万円、天野大也社長)は5日付で貼紙を出し、事後処理を藤巻元雄弁護士(藤巻・犬井法律事務所、新潟市中央区)に一任した。今後は、20日を目途に破産申請を予定している。負債総額は推定1億円が見込まれる。
天野印刷は、1966年2月に設立された印刷業者で、自治体や民間企業を対象に営業を展開した。各種パンフレットやポスターなどの印刷を手掛け、2000年7月期は2億1,400万円の売上高を計上していた。
しかし、市況低迷や同業者間の競争激化などで受注は減少傾向を余儀なくされ、その後の売上高は1億円を割り込んでいた。更に、昨今の新型コロナウイルス感染拡大の影響も加わり、事業継続が困難となり、今回の措置に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは55件目となる。
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