国民民主党新潟県連の設立大会が新潟市内で開催
今年9月に野党合流新党「立憲民主党」に参加しなかった旧国民民主党メンバーなどで新たに結成された国民民主党 新潟県連の設立大会が新潟市内で開れた。
設立大会には今月18日に行われた代表選挙で選出された玉木雄一郎代表も参加。ただ、新型コロナウイルスの感染予防の観点から3密を避けるため、出席人数を絞って開催した。
県連代表で、次期衆院選に新潟2区から立候補する予定の高倉栄氏は、冒頭の挨拶で、「10月7日に暫定的に県連を立ち上げ、この先どうなるのかという不安の中、たくさんの皆様からお支えいただき、(現在までに)300名以上の党員・サポーターを登録することできた」と語った。
さらに続け、「新型コロナなど今の生活や将来に対しての不安の声をたくさんいただいている。その中でもいまの政権政党に任せていて良いのか、人生100年時代と言われる中、いまの政権政党でこの日本の舵取りができるのか、という不安の声を数多くいただいている。いまの政権政党でない我々国民民主党が新しい日本の形を作っていくということを実現していかなければならない。輝ける新潟県・日本、額に汗して働く人が主役の日本を作っていきたい」と語っていた。
来賓挨拶に立った玉木代表は、「安倍元総理が118回事実と異なる答弁に関する弁明をしたが、弁明にも説明にもなっていない。また吉川元農水大臣が収賄容疑の疑いで家宅捜査を受けた。権力の座に長くいると腐敗する、一度自民党は下野すべき」と語った。
さらに続け、政策提案型の改革中道という国民民主党の立ち位置や、「政局より政策、対決よりも解決」を重視する方針などを紹介しながら、「一方で批判や反対ばかりではダメという国民の声もある。特にコロナ禍を解決して欲しいというのが多くの国民の願い。だからこそ、我々は権力の対する監視機能を果たしながら、同時にいまの自民党ではできない政策を提案し実現につなげていく政治をしている」と語っていた。なお提案し実現した政策の具体例として、コロナ水際対策強化の法律改正、電気自動車の補助額増加、抗がん剤治療の影響を受ける前にあらかじめ卵子または卵巣を凍結することへの助成制度の新設などを挙げていた。
一方、高倉氏が立候補予定の新潟2区について、「自民党が割れている全国でも大注目の選挙区で、私たちの政策提案型・改革中道のポジションを全国に認知し理解していただく選挙区にもなろうかと思う。(国民民主党の他候補者の)鏡になるような選挙戦を新潟2区で展開していきたい」などと話していた。