赤羽国土交通大臣と新潟県観光関係者が意見交換

意見交換会で冒頭の挨拶をする赤羽一嘉国土交通大臣

赤羽一嘉国土交通大臣は26日午前、新潟県内の観光関係者との意見交換を新潟市内で行なった。赤羽大臣は現場の声を聞くため全国を回っていて、今回の意見交換会も、国土交通省がGoToトラベル事業をはじめ、観光需要喚起のための施策に現場の声を反映させるため行った。

意見交換の後、赤羽大臣は、28日から全国一斉停止となるGoToトラベルについて「年末年始の全国一斉停止により(観光業などでは)相当なキャンセルも出ている。厳しい状況ではあるが、この感染状況を考えると、止むを得ない処置。今後の感染状況を見極めながら、(1月12日以降の再開に向けて)議論していきたい」と語った。

また「GoToトラベル事業が延長される分について、今までの割引のあり方などを、工夫しなければいけないと考えている。(事業者から)『平日の需要喚起や、環境配慮という面でも公共交通機関利用促進に配慮したGoToトラベルの内容にしていただきたい』というご要望を頂いているので、その方向で具体的に検討を進めたい」と話した。

一方、関越道における雪害について「ネクスコ東日本が一義的になるわけだが、(関越道の雪害に際し)誤った情報を出してしまったり、現場の対応はどうだったのかというと、やはり改善しなければいけない点がいくつかあったと思っている」と語った。

また国交省内の体制について、「道路局のみの問題だと受け取られがちだが、実際はそうではない。バスを利用して避難を促し、ホテルを用意するとなれば、バスの調達は自動車局だし、ホテルの手配は観光庁になる。こうしたことから、国交省全体の中で、今年予想される雪害についての対策を作らなければいけないということで、省内で対策本部を立ち上げた。道路局やネクスコ任せではなく、省をあげた体制づくりを進めている」と話していた。

このほか、「新潟県と福島県の会津地方を結ぶ道路289号線(1986年に事業化され、現在工事中)について「長年かけてきた事業。歴代の知事や国会議員の方はじめ様々な方がご苦労されてきた」と説明し、「開通した暁には、救急医療の面や防災・減災、経済・観光ついても大きな割合が見込める。将来的には長岡市につなぐ国道351号線にも連携ができればと言う話も伺っている」などと話していた。

記者説明をする赤羽一嘉国土交通大臣

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