「打ち控えしている間に感染して重症化することも考えられる」新潟県福祉保健部がオミクロン株対応ワクチンの接種時期などについて説明

新潟県感染症対策・薬務課の昆伸二課長

新潟県は7日、国が準備を進めているオミクロン株対応ワクチンの供給時期や、接種対象者などについて説明した。

国が示した方針によると、オミクロン株対応ワクチンは、ファイザー社およびモデルナ社の2種類を準備しており、10月3日の週までに、約54万回分を新潟県に割り当てる。配送は、国から各自治体に向け、今月19日の週から随時開始するとしている。

接種対象者は、初回接種(1、2回目接種)を終了した12歳以上の人を想定している。なお、国より配送されたワクチンにより、まずは、現行の4回目接種対象者で60歳以上の人や基礎疾患を有する人などに対する接種を実施する。4回目接種の一定の完了が見込まれた場合には、その他の初回接種が終了した人への接種に移行する。これら以外の初回接種を完了した人への接種は、10月半ばをめどに準備する。

オミクロン株対応ワクチンの接種は、各市町村が接種券の発送準備や接種日程の調整などを進める。そのため、実際の接種時期は、市町村によって異なってくるという。オミクロン株対応ワクチンの接種時期の問い合わせについて、新潟県福祉保健部感染症対策・薬務課の昆伸二課長は、「自分で医療機関や市町村に電話して聞くと、回線を使うことになる。市町村のホームページなどでお知らせがあると思うので、それをよく見ていただきたい」と呼び掛けた。

また、新潟県によると、現在までにワクチンを打ち控える人が増えている現象があり、ワクチン接種を見送ったり、市町村の接種予約を無断でキャンセルしたりする事例が増加しているという。

昆課長は、「オミクロン株対応ワクチンの方が効くのではないかと、打ち控えしている人がいるのではないかと思う。現在の感染状況はまだ猶予がない状況。打ち控えしている間に感染して重症化することも考えられるので、出来る限り早めの接種を検討いただきたい。ワクチンの効果についても、現在使われているワクチンでも十分な効果があるので、打てるタイミングで打っていただきたい」と話し、積極的なワクチン接種を呼び掛けた。

 

【関連記事】
「感染の山は下っている」、新潟県の花角英世知事が定例会見、コロナウイルス感染者数について言及(2022年9月6日)

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓