陽性者登録センターの登録対象を拡充、市販の「体外診断用医薬品」抗原定性検査キットでの検査も対象に
新潟県医療調整本部は7日、陽性者登録センターの登録対象の拡充を発表した。登録対象に認める検査結果の対象キットについて、薬局などで購入した「体外診断用医薬品」である抗原定性検査キットの検査結果も加え、登録対象を拡充する。
陽性者登録センターは、患者の症状や重症化リスクなどに応じて、適切な医療が提供できるよう今年8月13日に開設したもの。有症状かつ重症化リスクが低いと考えられる人を対象に、県が配布する抗原定性検査キットにより、自己検査で陽性となった人が登録できる。
これまでは、県が配布する抗原定性検査キットによる検査結果のみを対象としていたが、この度、薬局、薬店、インターネットなどで購入した「体外診断用医薬品」である抗原定性検査キットの検査結果も、陽性者登録センターでの登録を可能とした。
一方で、「研究用」として市販されている抗原定性検査キットは、国が承認した「体外診断用医薬品」ではなく、「研究用」の抗原定性検査キットによる検査結果は、登録の対象とはならないため注意を呼び掛けた。
医療調整本部の松澤知(とも)医師は、「陽性者登録センターにおいては『体外診断用薬品』を対象としている。(抗原定性検査キットを)購入する際、薬局、薬店などで薬剤師尋ねていただくなどして、よく確認してから購入して欲しい」と話した。