新潟市江南区の(株)マキトー・コンフォートが、ぬいぐるみ状の内臓を搭載した人体模型を発売
株式会社マキトー・コンフォート(新潟市江南区)は28日、ぬいぐるみ状の内臓を85センチメートル丈の全身骨格模型に収納した中学校理科用人体模型「KaRaDa EX85」を発売することを発表した。同製品は来年度より全国の中学校へ配布される教材カタログを通して販売される。
マキトー・コンフォートでは、学習指導要領小学校理科に「実感が伴った理解」という教育目標が加えられて以来、実際に身体に装着して動かしながら筋肉と骨の関係を学ぶことのできる「握手くん」など、ユニークな教材の開発を進めてきた。中でも、柔らかいぬいぐるみ状の内臓を引き出して実寸を実感できる小学校向けの人体骨格模型「KaRaDa」は、2015年のグッドデザイン賞中小企業庁長官賞を受賞した。
新たに発表された「KaRaDa EX85」は、同社が「KaRaDa」を用いて新潟県内の中学校にて出前授業を実施した際、現場の教師から「中学校の理科で教える膵臓があればさらに良い」との声を受けて中学校用にバージョンアップされた商品。実寸の二分の一の縮尺で、85センチメートル丈の全身骨格模型にぬいぐるみ状の内臓を収納している。臓器は中学生の学習に合わせて呼吸器系、消化器系、泌尿器系などバリエーションを増やしている。
さらに今回は、内臓と対応する固定具に同色の留め具を取り付けたことで再収納が容易にできる工夫がなされ、生徒も短時間で片付けることができるよう改良されている。また、付録として人体の神秘を解説する8分程度のオリジナル動画が付属。パペットのキャラクターによる掛け合いで進む内容は、リモート授業でも生徒の関心を得るためのものだという。
「KaRaDa EX85」は、1月12日より、2021年度の教材カタログで掲載され販売開始。価格は5万円(税抜)。8分の動画を収録したDVDのほか、消化管を通る食物を再現するためのビー玉と、専用の布製カバーが付属する。
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