飲食業界の未来を語る、インターネット報道番組「ニューズ・オプエド」に株式会社Elevation(新潟市中央区)の山崎聡代表取締役と株式会社善丸コーポレーション(新潟市中央区)の武江善幸代表取締役が出演
8日18時から生放送したインターネット報道番組「ニューズ・オプエド」に、株式会社Elevation(新潟市中央区)の山崎聡代表取締役と株式会社善丸コーポレーション(新潟市中央区)の武江善幸代表取締役が出演し、2人が活動している「居酒屋甲子園」や、飲食業界の未来について語った。
山崎代表は、「居酒屋から日本を、世界を元気にする」という想いのもと設立したNPO法人居酒屋甲子園の第7代目理事長。11月には、「第15回居酒屋甲子園全国大会」を新潟市で開催する。これまで全国大会を関東以外で行ったことはなく、今回が初の地方開催となる。
初めて地方で全国大会を行うことについて、山崎氏は、「歴代の大会から地方にフォーカスしながら活動はしていた。その中で本当に素晴らしい飲食店との出合いが居酒屋甲子園であった。ライブ配信も合わせて地方で開催し、皆がその地区を知ることも非常に大事だと思い、そういう気持ちを込めて地方大会に踏み切った」と話した。
一方、新潟駅前を中心に居酒屋や焼き肉店のほか、テイクアウト専門の肉まん店を5店舗経営する武江代表は、飲食業界の現状や変化について語った。コロナによって来店客が減ることに、始めは想定内だったものが、徐々に想定外に変わり、多くの飲食店がさまざまな取り組みを始めた状況を明かした。
武江代表は、「お弁当などのテイクアウトを始めたり、クラウドファンディングの挑戦を行ったり、また補助金の申請などを行ったりしたところが多くあった。そのすべてが勉強になった。コロナのおかげでたくさん学ばせてもらった」と話した。
また、山崎代表は、飲食店現場におけるテクノロジーの進展について触れ、「未来を見据えた時に大事になってくるのはIT(インフォメーションテクノロジー)。飲食業におけるテクノロジーの進みは遅かったが、コロナによって一気に進んだ。これまでの『人orテクノロジー』が、『人withテクノロジー』に変ってきているという実感がある。人の価値を高めるためのIT活用というのがこれからどんどん浸透していったら、飲食業界はもっと素晴らしいものになるのではないかと思う」と話した。
解説委員として出演した五十嵐文彦氏は、「居酒屋は一つの文化で、ぜひ守りつづけていただきたい」と話した。つづけて、現在の円安や物価高に言及し、「(円安や原材料費の高騰を)黙っているのはおかしい。中央銀行の最大の役目は、その国の通貨の安定だ。自ら円安政策を導入し、輸出企業ばかり儲けさせているような政策をとっている国はほかにない。(政府に対して)自分の国の通貨を守ってくれと、国民が言っておかしいことはない」と話した。
全国2,644の参加店舗の頂点が決定する「第15回居酒屋甲子園全国大会」は、11月16日に新潟県民会館(新潟市中央区)で開催する。全国大会にコマを進めた5店舗がプレゼンテーションを行い、優勝店舗を決定するこの大会は、一般来場者の観覧のほか、オンラインのライブ配信も行う。
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