新潟県上越地域に「地盤沈下警報」を発令
新潟県は2日正午、上越地域に発令されていた「地盤沈下注意報」を「地盤沈下警報」に切り替え、発令した。先月18日に注意報を発令し節水を呼びかけてきたが、その後の降雪により観測井の地下水位がさらに低下したため。
1月2日午前10時現在、高田G2観測井(上越市栄町)の地下水位低下量は8.61メートル、地層収縮量は3.19メートル。高田城址公園観測井(上越市本城町)の地下水位低下量は8.43メートル、地層収縮量は2.87メートル。
なお警報発令基準は、地下水位低下量で、高田G2観測井が8メートルを超えた時、高田城址公園観測井で7メートルを超えた時。地層収縮量はいずれも3メートルを超えた時となっている。
県では上越市と協力し、消雪用井戸設置者に地下揚水量の50%削減を要請するほか、その他の井戸設置者や市民に広報車などで一層の節水を呼びかけるという。