新潟県の彌彦神社で拉致問題の署名活動

「大澤孝司さんと再開を果たす会」署名活動の様子

北朝鮮による拉致の疑いがある新潟市西蒲区出身の特定失踪者、大澤孝司さんの救出を目指し活動を行っている「大澤孝司さんと再開を果たす会」は2日、新潟県弥彦村の彌彦神社で署名活動が行なった。特定失踪者とは、北朝鮮による拉致による可能性を排除できない失踪者で、政府が認定している拉致被害者17名に対し、特定失踪者は全国に880名以上いるという。

再開を果たす会副会長の川村保さんは、「果たす会では毎年、正月の彌彦神社と、津川狐の嫁入り行列、白根大凧合戦、巻田賀良まつり、弥彦菊祭りで署名活動を行っているが、昨年は新型ウイルス感染症の影響で、正月の彌彦神社と弥彦菊祭りでの計2回しか実施できなかった。今年もどうなるかわからないが精力的に活動したい」と話した。

特定失踪者である大澤孝司さんの兄である大澤昭一さんは「平成14年(2002年)の拉致被害者5名の帰国以降、拉致問題に対する成果が出ていない。拉致問題について他国の協力を仰ぐのも良いが、やはり国内の問題なので政府には日朝交渉で解決に向かって取り組んで欲しい」と語った。

本署名活動で集まった署名は午後2時の時点で300筆ほど。昭一さんは「これからも我々は地道に署名活動を実施し、政府に対して呼びかけを行っていきたい」と話した。

再開を果たす会では3日も彌彦神社桜苑内(駐車場との通路)で、10時から15時半まで署名活動を行う予定だ。

 

◎彌彦神社

新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887ー2

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