「北朝鮮の人に提供できるものがあれば助けてあげたい」北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんの弟である横田哲也さんが新潟県長岡市で講演

講演する横田哲也さん

特定失踪者と拉致問題を考える市民集会(中村三奈子さんをさがす会主催)が11日、新潟県長岡市のアオーレ長岡で開かれ、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんの弟である横田哲也さんが講演した。

横田さんは「本当に昔を思えば国は冷たい対応で、本当に同じ日本人なのかなと思ったときも多々ありますが、今一生懸命頑張ってくれているのを感じています。相手にしてくれなかった時に一生懸命協力してくれた1人が、この前亡くなれた安倍晋三元首相です。本当に私達の言葉に耳を傾けて聞いてくださった。安倍さんが官房副長官の時は、小泉純一郎首相をサポートし、その後ご自身が総理大臣になっても、本当に私達の声を聞いてくださり、サポートして下さりました」と語った。

その上で、「ただ、安全保障というテーマは、国会議員にとってはあまりプラスにならないと言われています。つまり、地元のために何をしたとか、経済政策をやったとかであれば、票になりますが、安全保障では票にならない。国会議員の関心が薄いことが、問題が解決しない理由なんじゃないかなと思います」と話した。

一方で、「北朝鮮では新型コロナも蔓延していて、ロシアや中国製のワクチンの輸入などと言っている。ロイヤルファミリーも困っているけれども、朝鮮国民が困っているんです。何とかして助けてあげたい。北朝鮮の人に提供できるものがあれば助けてあげたい」と話し、北朝鮮を支援したい考えを示した。

特定失踪者と拉致問題を考える市民集会の様子

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