新潟労災病院(新潟県上越市)の許可病床数が減少、令和4年度第1回上越地域医療構想調整会議で明らかに
新潟県は12日、令和4年度第1回上越地域医療構想調整会議を新潟県上越市の上越医師会館で開催し、新潟労災病院(新潟県上越市)の許可病床数の変更について、入江誠治院長から説明がなされた。
新潟労災病院の許可病床数については、変更前(令和4年9月1日現在)は、許可病床数360床、稼働病床数106床で、病床機能区分は急性期病床314床、回復期病床46床。変更後は、許可病床数199床で稼働病床数は変更なし。病床機能区分は急性期病床153床で、回復期病床は変更なしとなる。
入江院長は「近年の医師数の減少と、診療体制の縮減による令和4年3月末での地域医療支援病院の取り消しが決定されたことに伴い、その他の許可病床数を変更することとした。病院経営についても、非常に厳しい状況が長年続いていることから、経営改善に向け様々な取り組みを進めてきたが、抜本的な経営改善には至っていない。こうした状況の中、地域医療支援病院の承認要件を満たしていないことから、地域医療支援病院の承認取り消しが決定され、承認要件である病床200床以上を認定する必要がなくなった」と話した。