新潟市立大江山保育園(新潟市江南区)で「ニジマスのつかみ取り体験」が開催、川魚を通して河川防災意識の高まりを
新潟市江南区蔵岡地先の阿賀野川左岸で護岸工事を進めている蔵岡低水護岸工事連絡会(株式会社新潟藤田組、株式会社廣瀬)は13日、地元の新潟市立大江山保育園の園児たちを対象とした「ニジマスのつかみ取り体験」を開催した。園庭に設けた特設プールで園児たちは自分の手で川魚をつかむという珍しい経験を楽しんだ。
この取り組みは、蔵岡低水護岸工事連絡会が地域貢献のために開催。近年体験することの少なくなった川魚とのふれ合いを通じて、子どもたちに河川に興味に持ってもらい、河川防災意識の高まりのきっかけになることを期待している。
つかみ取り体験には、阿賀野川漁協組合連合の協力により40匹の養殖ニジマスを使用。大江山保育園の園児31人は、特設プールの中に放たれたニジマスを大きな声を上げながら追いかけていた。捕まえた養殖ニジマスは、蔵岡低水護岸工事連絡会の会員によってその場で捌かれ、各々が家庭に持ち帰った。保育園では、事前にニジマスを使ったレシピを各家庭へ配布しており、ムニエルなどに調理してほしいという。
新潟藤田組の渡辺祐斗現場代理人は「結構不安でいっぱいだったのだが、(園児たちが)喜んでくれて、成功したかなと思う。また機会があれば、地域貢献として実施していきたいと思う」と語った。