「何よりも宿の献身なるサポートが大きい」青山学院大学の原晋監督が新潟県妙高市でトークセッション
新潟県妙高市は13日、青山学院大学陸上競技部長距離ブロックの原晋(すすむ)監督を招き、新潟県の花角英世知事、妙高市の入村明市長と、妙高市の赤倉観光ホテルでスポーツによる地域振興、合宿を核とした交流人口の拡大などをテーマにトークセッションを行った。
青山学院陸上競技部は約20年前から妙高市で合宿を行っているほか、2021年から青山学院大学駅伝チームのユニフォームに妙高市のロゴを表示している縁から、今回の企画化となった。
原監督は「19年前の監督就任時から妙高市で合宿をさせていただいている。なぜこれだけ続けられるかというと、やはりこれは練習環境でしょう。適度なアップダウンと、また体育館もある。そして何よりも各お宿さんの献身なるサポートが大きい。美味しい食事からオフの準備まで、また学生の身の上話の相談まで様々なアドバイスをいただいている。食事の中でも代表格で言えば、やはり新潟県産和牛のステーキは最高だ。新潟のお酒が美味しいし、学生は新潟のお米が最高です」と話した。
その上で、「アスリートは食べることと、寝ることと、もう一つ風呂に入ることが大事。風呂に入ってその日の練習の疲れが取れる。やはり効果があるのは、普通の風呂よりも温泉なんです」と語った。
花角知事は「合宿が来ればその地域にとってはもちろん宿泊施設や様々な食事なども含めて経済効果があるのは当然狙いではあるんですけれども、そうした経済効果だけじゃない価値があると感じる。地域の人たちが合宿でその地域の人と交流をすることや、子供たちが本物のそのスポーツ選手に触れて刺激を受けるなどといったスポーツに対する関心が高まり、自分がやってみたいといった子供たちやその住む人たちへの刺激などの効果があると思います」と語った。
入村市長は「箱根駅伝の反響はすごかった。妙高市のホームページのアクセス数が400倍に増えた」と話していた。