新潟県加茂市の藤田明美市長が今年初の定例会見
新潟県加茂市の藤田明美市長は6日、定例会見を開き、新型コロナウイルス感染症に係る助成事業や、4月に開催する「雪椿祭り」の一部内容変更などを発表した。
主な項目は以下の通り。
主な項目
新型コロナ対策への助成事業
今年の雪椿祭りは一部イベントを中止
加茂美人の湯が4月1日から新体制で再オープン
健康づくりポイント参加者を募集
女性消防団員の募集
新型コロナ対策への助成事業
加茂市は新型コロナウイルス対策に関する事業を2種類発表した。まず1つ目は、65歳以上の高齢者及び慢性閉塞性肺疾患などの基礎疾患を持つ人への検査の助成。検査料1万4,750円の内、本人負担は2,000円で、検査手数料の差額は国と市で半分ずつ負担する。対象は、1月から3月末までの検査で、市の健康課への相談と申請書の提出の後、燕市の一般社団法人県央研究所にて唾液PCR検査を行う。
また、帰省を自粛する学生への応援として、加茂市の特産品を送る事業も発表。同事業は、今回で2回目となる。加茂市の特産品、七谷産コシヒカリ5キログラムや、菜工房ヤマダの「新潟和牛のレトルトカレー」など計6点が藤田市長のメッセージつきで送られる。
申請要件は、加茂市出身で現在新潟県外に住む学生、あるいは、県外出身者で新潟経営大学に通う学生。市のwebサイトの申し込みフォーム、あるいは加茂市農林課へ2月28日までに申請が必要。なお、第1回は82人の学生の申請があり、同学生は改めて第2回の申請をする必要は無い。
今年の雪椿祭りは一部イベントを中止
毎年4月に開催される加茂市の「雪椿祭り」は、新型コロナウイルスの終息が見通せないことから、大遊園会のような一度に大勢の人が集まるステージイベントと、観光大使「ミス雪椿」の募集を中止する。そのほかの行事に関しては、現在実行委員会で検討が進められており、また令和4年度以降の開催内容に関しても、観光大使を女性に限定しない形にすることなどが案として上がっているという。
関連して、加茂市の友好都市である東京都大島町への親善訪問も中止となった。加茂市では毎年1月下旬に開催される「伊豆大島椿まつり」に合わせ、商工会や連合婦人会など計60から70人が訪問していた。伊豆大島椿まつりは今年、パレードを中止し、オープニングセレモニーも規模を縮小している。
加茂美人の湯が4月1日から新体制で再オープン
加茂市議会12月定例会にて、加茂市市民福祉センター「加茂美人の湯」と土産物センター・インフォメーションセンターの指定管理者に合同会社加茂人が承認された。
これに伴い、「加茂美人の湯」は3月1日から、土産物センターは1月18日から臨時休業して改修を行い、4月1日から指定管理者による運営と営業が再開する。
健康づくりポイント参加者を募集
加茂市健康課では、積極的に健康づくりに取り組む人を応援するための「健康づくりポイント事業」を実施している。市内在住の18歳以上の人が対象で、健康診査や癌検診、健康づくりのイベントなどへの参加によりポイントが加算される。15ポイント以上で株式会社山忠の靴下、もしくは市内ウォーキングマップをプリントしたオリジナル手ぬぐいへ応募可能。
応募締め切りは3月12日までだが、3月末までに達成見込みの取り組みもポイントの対象とし、健康課ではより多くの参加を呼びかけている。
女性消防団員の募集
加茂市は4日から2月28日まで、女性消防団員の募集をする。募集人数は20人程度で、募集資格は加茂市在住、または勤務する18歳以上の女性。辞令交付式は、4月4日を予定している。
女性団員の募集は市の消防団の組織力強化を目的としたもので、市内イベントでの防火広報や、救護所での救護活動が主な活動となる。また、自然災害時には避難所での運営支援や物資の搬送、炊き出し支援などもする予定だ。藤田市長は「女性の視点から、行政と地域の橋渡し役として、また安全・安心な地域づくりのために力を貸して欲しい」と話した。
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