新潟県の国土交通省北陸地方整備局が5機関共同会見を実施
新潟県の北陸地方整備局、東日本高速道路(株)新潟支社、中日本高速道路(株)金沢支社、新潟地方気象台、北陸信越運輸局は6日、1月7日からの気象の見通しや大雪時の道路交通に関する情報等について、現状と今後の状況の説明・解説を行う共同会見を実施した。なお、北陸地方整備局で行われた共同会見は富山河川国道事務所と金沢河川国道事務所でWEB中継された。
7日から8日にかけて低気圧が急速に発達しながら日本海から千島近海に達し、その後9日にかけて日本付近は強い冬型の気圧配置となるため、北陸地方の上空には強い寒気が流れ込む予報となっている。そのため新潟県でも大雪・暴風・猛ふぶきなどで多くの影響が出る恐れがある。
共同会見に参加した新潟地方気象台・気象防災情報調整官の亀井正久氏は、「年末年始の大雪に比べてより平野部での大雪が予想される。また、これまでの大雪で積雪が多くなっている所があり、さらに積雪が増えるおそれがある。最新の情報を確認して欲しい」と呼び掛けた。
先日関越自動車道で大規模な立ち往生が発生した東日本高速道路株式会社新潟支社(NEXCO東日本)保全課長の冨田芳男氏は、「高速道路において、除雪により長時間の交通障害が起こる可能性が高い。国道との同時閉鎖も考えられる状況であり、場合によっては県境を越えられない、目的地までの移動手段がなくなるという可能性もある」と改めて明日からの危険性を示唆した。
また、上信越道の上り線、新井PA〜信濃町ICでは大型車のみならず全車両を対象にタイヤチェーン装着車のみが通行可能となるチェーン規制を実施する可能性もあり、出かける際にはNEXCO東日本の公式HPや、交通情報を詳しく記載しているドライブトラフィックを活用して欲しいという。
◎国土交通省・北陸地方整備局による道路管理者からのお願い
大雪時は集中除雪を行うため、通行止めを実施する場合がある。
車が立ち往生する恐れがあるため、不要不急の外出は控える。
やむを得ず外出する際は最新の「気象情報・道路情報」を確認し最大限の注意を。
また、国土交通省のおしえて!雪ナビでも全国の雪道情報が入手できる。