降雪が続く新潟県三条市の下田地区で高齢者を救うための若者除雪集団「孫の手」が結成
新潟県三条市の下田地区にて、SNSを通じて集まった若者により除雪集団「孫の手」が結成され、同地域で除雪作業が困難な高齢者を救う活動が始まった。
「孫の手」発起人となったのは、三条市でレストラン「TREE」や宿泊施設「村長の家」を運営する今井将智氏。2020年12月から降雪がつづき、除雪作業が困難な高齢者が多くいる地元・下田地域の現状を見て今回の取り組みを企画。
2日にTwitter上で協力を呼びかけたところ、新潟市や長岡市など多様な地域から約15人の若者が手を挙げ、5日には「孫の手」結成に至った。8日には早くも除雪活動を開始する予定である。
「孫の手」の除雪活動参加者には、今井氏が運営するレストランと宿の割引券が贈られる。今後はこの活動を広め協賛店舗を広げることで、新型コロナウイルスの打撃を受ける地元飲食店・宿泊施設への支援も兼ねていく計画だ。
今井氏は株式会社下田村の運営も行っており、「下田村村長」を自称しながら、現在は三条市へ合併した故郷の旧・下田村の活性化を続けてきた。今井氏は「今はすぐにできることとして除雪作業を開始したが、『買い物へ行くことができない』など高齢化が進む地域では他にも課題があるため、解決に向けて様々な活動を開始していきたい」と語った。
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レストランTREE webサイト