信善ビル株式会社(新潟市中央区)、破産手続開始決定
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、信善ビル株式会社(新潟市中央区、資本金3,000万円、武田洋子社長、従業員4名)は12月23日、新潟地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には、島垣哲平弁護士(弁護士法人とき法律事務所、 新潟市中央区)が選任された。負債総額は推定5,000万円。
1973年2月に設立された不動産賃貸・管理業者で、本社所在地でもある「信善ビル」の賃貸・管理を事業としていた。区分所有であった同ビルの自社所有部分を県内スーパー店舗へ約46年間賃貸するなど、安定した収入は得られていたものの、経費や利息支払などにより利益は過少な状態にあり、資金的には厳しい状態が続いていた。
こうした中で、2020年4月に有力テナントであったスーパーが移転により退出したことで、その後、収入は減少を辿り、新規入居などもない状況から回復の見通しも立たず、事業継続を断念して、今回の措置となった。