「和レトロな雰囲気を味わう商店街」新潟県村上市の越後村上町屋通りで「ゆかたでいざよい町屋通り」が開催


村上中央商店街振興組合は18日、村上市中央商店街の小町・大町・上町の通り、通称「越後村上町屋通り」(新潟県村上市)で「ゆかたでいざよい町屋通り」を開催した。

このイベントは、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた商店街の活気を取り戻すために、村上中央商店街振興組合の主催で開催された。去年の10月から親しみを持ってほしいという願いで「越後村上町屋通り」と名付けられた商店街の通り(約500メートル)を会場に、地元のアーティストによるライブや人力車乗車体験などの催しが実施された。

越後村上町屋通りは、城下町の町屋の風情を感じられるような景観を残す「和レトロ」な雰囲気を味わう事ができる商店街。そんなレトロでノスタルジックかつ和服・浴衣の似合う街並みをPRするため、浴衣や和服で商店街を楽しむイベントになっている。

人力車乗車体験では多くの利用客が並び、特に地元の子ども達が多く利用していた。初めての人力車体験に戸惑った表情を見せつつ、笑顔で乗車を楽しんでいた。

人力車乗車体験の様子

人力車乗車体験を終えた夫婦に話を聞くと、「初めて人力車に乗った。いつもと視線が違う風景を楽しめた」と話した。

商店街の店舗内では、イベント用に中を改装された特設ステージが設けられており、その中で津軽三味線の演奏など、地元のアーティストたちがライブを行っていた。

店舗内で行われたライブの様子

街を歩くと老若男女が和服や浴衣を着て歩いており、配布された商店街の割引店を片手に街頭で営業しているキッチンカーや地元の店舗に足を運んでいた。

ライブ会場の1つである今年2月にオープンした「猫町珈琲店」では、レトロな雰囲気に改装された店内に多くの猫グッズが飾られており、店舗の2階では世界中から集めた500種類以上にも及ぶ、猫をモチーフにしたポッドが展示されていた。

「猫町珈琲店」の2階の様子

村上中央商店街振興組合の稲垣晴一理事長に話を聞くと、「今日は天気にも恵まれ、人出もあって、大成功で良かったなと思う。イベントはイベントで大事だと思うが、各店舗がイベントを通じてお土産なんかを買っていただけるようなところに繋げたい。それが本当の意味での活性化だと思う」と語った。

村上中央商店街振興組合の稲垣晴一理事長

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