感動の祭典「にいがた総おどり」が3年ぶりにリアル開催、本祭フィナーレプログラムで最高潮の盛り上がり
日本最大級の踊りの祭典「にいがた総おどり」(主催・新潟総踊り実行委員会、新潟商工会議所)が17日から3日間の日程で開催し、中日となる18日、新潟市内7会場において踊り子が演舞を披露する本祭を行った。
3年ぶりに有観客で開催した「にいがた総おどり」は、オンラインとオフラインを合わせて、国内外から141団体、約8,000人が参加。大人から子どもまで参加するジャンルにとらわれないダンスチームが登場し、熱い演舞を披露する「にいがた総おどり」は、今年で21年目の開催となった。
18日の本祭より、万代シテイ十字路メイン会場を使用し、多彩なチームが次々と演舞を披露した。万代シテイには多くの観客が訪れ、拍手を送り楽しんでいた。またこの日は、各チームの演舞に対する審査を行い、審査員たちは踊り、音楽、衣装などの評価項目について採点を行った。
審査の結果、新潟県知事賞には、IZANAI北海道・すながわ夷(北海道)が、新潟市長賞には、早稲田大学“踊り侍”(東京都)が、新潟商工会議所会頭賞には、REDA舞神楽(千葉県)がそれぞれ受賞した。
また、各会場の運営にあたっては、ボランティアスタッフ約280人が参加した。例年よりも少ない参加だったが、人員配置や運営方法などを試行錯誤したうえ、会場内の誘導や観覧の案内などを行い、祭りを支えた。
この日は、18時からフィナーレプログラムとして、「にいがた総おどり」ホストチームの響‘連(ひびきれん)によるスペシャル演舞や、受賞チームによる演舞を披露した。さらに、中日特別編成によるパフォーマンス「新潟下駄総踊り」を披露し、観客たちは手拍子を送り、最高の盛り上がりのうちに2日目の幕を閉じた。
新潟総踊り祭実行委員会の能登剛史会長は、3年ぶりの有観客開催について、「3年という年月の重みを感じた。日常的だったことがいかに重要なことで、あたりまえと思っていたことが、幸せなことだったとあらためて感じた」と話した。
岩上寛副会長は、「コロナ禍で無くなりそうだったものを、ゼロから作るのは大変だったと思う。そんな中で、お客さんの手拍子や、みんなで踊ったことが手ごたえになって、踊った人も、そして見た人も『また頑張ろう』って気持ちにつながったのではないか」と語った。
松浦晃久副会長は、「3年ぶりにみなさんが喜んでくれて、踊ってくれて、来てくれたお客様とも一体になって、この時間や空間が、『あ、これだ』という感覚が呼び起された」と話した。
「にいがた総おどり」は19日が最終日となり、3日間にわたる感動の祭典に幕を下ろす。
(文・撮影 中林憲司)
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(協力・有限会社にいがた経済新聞社)