新潟県新発田市の二階堂馨市長が今年初の定例会見

新潟県新発田市の二階堂馨市長

新潟県新発田市の二階堂馨市長は8日、今年初の定例記者会見を行った。今回発表された項目は以下の通り。

目次

◎「健康長寿を伸ばそう!アワード」厚生労働省健康局長賞受賞
◎日本刀寄贈に伴う刀剣伝承館・天田昭次記念館での特別展示
◎蕗谷虹児作品および寄付金の寄贈
◎新発田駅前エリア活性化事業に企業版ふるさと納税

 

「健康長寿を伸ばそう!アワード」厚生労働省健康局長賞受賞

厚生労働省が健康寿命延伸に向けた優れた取り組みを推進する「第9回健康寿命を延ばそう!アワード」において、新発田市の取り組みが生活習慣病予防分野で、厚生労働省健康局長優良賞を受賞した。

新発田市は脳血管疾患年齢調整死亡率が全国と比較して高い地域であり、昭和40年代から生活習慣病対策を地域等と連携して進めてきた経緯があるが、平成に入っても「めざせ100彩」を合言葉にした健康づくりや「食の循環によるまちづくり」に着目した食育、また介護予防では住民主体で運営されている地域の通いの場など、先進的な取り組みを行ってきた。

さらに令和2年3月には、「新発田市健康長寿アクティブプラン」を策定したほか、4月には拠点施設である「健康長寿アクティブ交流センター」を開館するなど、「健康長寿のまち しばた」の達成に向け、「食」「運動」「医療」「社会参加」の4分野において、市民・地域・学校・企業・関係団体など「オールしばた」の体制により取り組みを進めた結果、受賞となった。

 

刀剣伝承館・天田昭次記念館より

 

日本刀寄贈に伴う刀剣伝承館・天田昭次記念館での特別展示

月岡温泉の月岡カリオンパーク内「刀剣伝承館・天田昭次記念館」で、新発田市に寄贈された人間国宝である故・天田昭次氏が制作した日本刀4振りが6月30日までの間特別展示されている。

刀剣界の最高賞「正宗賞」受賞刀に加え、様々な種類の日本刀や刀鍛冶による刀の製作工程、実物の「玉鋼」や「鍔」などを間近で見ることができる。空前のヒットとなっているアニメ「鬼滅の刃」でも刀が使われているが、人間国宝である天田氏の刀剣の輝き・美しさはまさに別格で、子供から大人まで本物を体感できる絶好の機会だという。

蕗谷虹児のいっすんぼうし

 

蕗谷虹児作品および寄付金の寄贈

新発田市が生んだ天才画家・蕗谷虹児の子息である蕗谷龍夫氏から、自身が所有している父「蕗谷虹児の作品」と「寄付金」の寄贈を受けた。

新発田市内を走る循環バスのラッピングにも採用され、多くの市民に親しまれる「いっすんぼうし」や、東映映画(現在の東映アニメーション)の記念すべきカラーアニメーション第1作目となった「夢見童子」の原画など約300点もの貴重な作品と書籍などが寄贈された。また、蕗谷虹児作品の顕彰と収集に使用してほしいと、1,000万円が市に寄付された。

 

新発田駅前エリア活性化事業に企業版ふるさと納税

信金中央金庫(東京都)が創立70周年を記念し、企業版ふるさと納税制度を活用し、『大倉喜八郎スピリッツ「進一郎」で挑む、新発田駅前エリア活性化プロジェクト』へ1,000万円の寄付の申出があった。

新発田市出身の大倉喜八郎氏により建築された「蔵春閣」の移築・復元を契機として官民連携で取り組む、新発田駅前エリアの活性化に向けた事業に賛同されたため寄付することにしたという。

これまでも株式会社ウオロクから企業版ふるさと納税制度を活用し寄付を受け、市街地での買い物難民の解消に向けた取り組みや、市街地を循環するバスのバス停整備などに活用された。今回の寄付も同様に町の活性化に向けて有効活用していくという。

会見の最後に二階堂市長は「引き続きマスクの着用、うがい、手洗いなどの感染防止対策や新型コロナウイルスの感染リスクが高まる場面での回避など市民の皆さんに注意喚起をしていきたい。大雪や感染症で困難な状況が続くが、明るい話題を増やすために努力していきたい」と話した。

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