新潟市消防局が「令和2年消防概況(速報値)」を発表、昨年の火災件数は140件

新潟市消防局は8日、「令和2年消防概況(速報値)」を発表した。それによると、令和2年中の火災件数は140件(前年比7件減)、出火率(人口1万人あたりの出火件数)は1.8(前年は1.9)となり、政令指定都市の中では4番目に火災の少ない都市となった。

火災による死者は5人で、このうち放火自殺者を除いた死者は3人となり、政令指定都市に移行後、もっとも少ない人数となった。

出火原因は、「電気配線、電気機器などの電気関係」、「放火(疑いを含む)」、「たばこ、ストーブ、こんろ」の順だった。

令和2年中の救急出動件数は、3万5,203件(前年比3,729件減)、搬送人数は3万1,090人(前年比3,329人減)となった。これは新潟市で1日平均96件、15分に1回、市民の25人に1人が救急隊によって搬送されたことになる。

主な事故別搬送人員は、「急病」、「一般負傷」、「交通事故」。

また新型コロナウイルス関連では、発熱など感染疑いのある患者を5,552人搬送し、このうちPCR検査に至った人は832人となり、陽性者24人を搬送した。

令和2年中の救助出動件数は142件(前年比6件増)、救助人員は78人(前年比7人減)となった。事故種別は、「交通事故」、「水難事故」、「機械による事故」の順だった。

新潟市消防局 報道資料より

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