37回にわたり2,000万円を振り込む、新潟市東区在住の70歳代男性が特殊詐欺(架空請求詐欺)被害
新潟東警察署は21日までに、特殊詐欺(架空請求詐欺)被害を認知し、現在捜査中である。
新潟東警察署によると、今年4月中旬ころ、新潟市東区在住の70歳代男性の携帯電話機に「ご利用料金の支払い確認が取れません」とのショートメールが届き、男性がショートメールに表示された電話番号にかけたところ、ネットワークシステム協会の職員を名乗る男から「サイト利用料金の未払い金約50万円がある。調査費用も10万円必要である。後で返金できる」などと言われ、翌日までに男の指定した金融機関の口座に現金60万円を振り込んだ。
さらに、警視庁の警察官を名乗る男などから「ランサムウェアが急拡大している。あなたの携帯もウイルスに感染している」「サイバー保険に入るのに現金300万円が必要だ」「あなたのウイルス感染のせいで、1,500万円の損害保険を起こされている」などと言われ、今年6月までの間に合計37回にわたり現金2,000万円を振り込んだ。
その後、相手と連絡が取れなくなったことを不審に思った男性が弁護士に相談して被害に気づいた。
新潟東警察署は「自分だけで何とかしようとしないで、誰でもいいので身内の人や知り合いに相談してほしい」と話している。