新潟市で3年ぶりに「動物フェスティバル」が開催、盲導犬の仕事やペットの適切な飼育などを啓発

新潟市動物フェスティバル実行委員会は23日、複合施設いくとぴあ食花(新潟市中央区)で動物愛護やペットの適正な飼養などの啓発を目的とした新潟市動物フェスティバルを開催した。イベントの中では、長寿動物の表彰や盲導犬の仕事紹介、災害時の避難所におけるペットとの過ごし方などが紹介され、家族連れや愛犬、愛猫家で賑わった。

国が定める「動物愛護週間」(9月20日から26日)に合わせ、実行委員会では例年この動物フェスティバルを開催してきたが、新型コロナウイルス感染症の影響から今回は3年ぶりの開催となった。

イベントには新潟市動物愛護協会、にいがた・ハーネスの会、新潟市獣医師会、日本アニメ・マンガ専門学校などの団体が参加。野良猫の避妊去勢手術費へ充てられるチャリティーTシャツの販売や、避難所におけるペットとの過ごし方やその際必要な道具の紹介など、動物との生活に関わる多種多様なブースが並んだ。またステージ上では、功労動物や長寿動物の表彰や、盲導犬の介助による歩行の実演などが行われ、訪れた家族連れや愛犬、愛猫家が知識を深めた。

イベントの会場となった新潟市動物愛護センターの本間幸加所長は「コロナ禍を経てペットを飼う人は増えたが、新潟市内でも高齢化が進み、終生飼養が問題となっている。生き物を飼い始めたからには、責任を持って飼ってほしい。そうしたことも周知していければ」と語っていた。

盲導犬の仕事紹介

ステージイベントの様子

避難所におけるペットとの過ごし方を解説するブース

野良猫の避妊去勢手術費へ充てられるチャリティーTシャツ

 

【関連リンク】
新潟市webサイト 「動物愛護センター」

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