新潟県内複数地域で計19人の新型コロナウイルス新規感染者を確認
新潟県は13日15時、県内の複数地域で新型コロナウイルス感染症の新規感染患者が計19人確認されたと発表した。13時に新潟市が発表した新規感染者と合計して、13日の県内感染者は23人。1日に発表された感染者数としては、感染クラスターが発生した事例を除いて過去最高となる。
19人の内、三条市が4人、阿賀野市で2人、見附市で2人、新発田市と南魚沼市、長岡市で各1人。三条保健所管内が3人で村上保健所管内が各1人。3日から続く苗場スキー場の職員関連の感染者(県外から職員として来た人)は4人。なお、感染経路が不明な人は、調査中も含めて6人。
今回の感染者に関して新潟県健康対策課の富山順子参事は「最近は三条市など、いわゆる県央地域の感染者が増えている。同地域の方には特に、会食など気をつけていただきたい」と話した。また、13日15時30分からは、新潟県の花角英世知事が県内の市長と中継により意見交換を行なう。
患者の詳細と経過について
701例目は三条保健所管内在住で無職の80歳代男性。11日、入院中に発熱があり、検体採取。12日にPCR検査の結果、陽性が判明した。現在は発熱の症状がある。
702例目、703例目は阿賀野市在住。それぞれ50歳代会社員の男性と。50歳代医療関係職員の50歳代女性。702例目の男性は、6日に発熱があり、12日に医療機関を受診した結果陽性が判明した。703例目は、8日に鼻汁、鼻閉塞、頭痛の症状。12日に医療機関機関を受診し陽性が判明した。
705例目は見附市在住の10歳代男性。県立新潟翠江高等学校通信制の生徒。10日に発熱と倦怠感の症状。12日に医療機関を受診して検査した結果、陽性が判明した。現在は咽頭痛、鼻汁、味覚障害の症状がある。学校では、男性が12月以降登校していないことから臨時休業などは行わないという。
706例目は新発田市在住で無職の60歳代女性。10日に咽頭痛があり、12日に医療機関を受診し抗原検査を受けた結果、陽性が判明した。
707例目から710例目の4人は苗場スキー場の職員で湯沢町に滞在中の来県者。スキー場関連の感染者は30人となった。
711例目は三条市在住で無職の80歳代男性。10日に発熱の症状。12日に医療機関を受診して抗原検査を受けたところ、陽性が判明した。
712例目は村上保健所管内在住で医療機関職員の20歳代女性。10日に発熱の症状があったが11日に解熱。12日に再び発熱の症状があった事から医療機関を受診し陽性が判明した。
713例目は県外から南魚沼市に滞在中で無職の20歳代女性。県内569例目の濃厚接触者として3日に検体を採取したが、その時の検査結果は陰性だった。しかし、10日に味覚障害の症状が出現したため12日に再度検体採取。PCR検査の結果、陽性が判明した。現在も味覚障害の症状がある。
714例目は三条市在住で30歳代女性で、715例目は見附市在住で30歳代女性。共に、12月23日から感染者が確認されている三条市の「さかえの里」の職員。11日に検体採取し12日に陽性が判明。714例目は無症状で、715例目は鼻汁の症状がある。
716例目は三条保健所管内在住で無職の70歳代男性。11日に発熱し医療機関を受診して入院。12日にPCR検査の結果、陽性が判明した。
717例目は三条保健所管内在住の10歳代男性。11日に665例目の濃厚接触者として検体採取を行ったが、翌12日に陰性と判明。しかし、同日中に発熱。13日にPCR検査の結果、陽性と判明。現在は無症状。
720例目は三条市在住で無職の70歳代女性。12日に頭重感と嘔気があり医療機関を受診。13日にPCR検査の結果、陽性が判明した。現在も、頭重感と嘔気の症状が継続している。
722例目は長岡市在住、723例目は三条市在住で、共に10歳代の学生の女性。10日に発表された県内646例目の濃厚接触者として12日に検体を採取した結果、13日に陽性が判明した。2人ともに無症状。
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